寒くて暑いイリノイ州の日々

アメリカに来てから30年。老親の為に日米間を行ったり来たり。

日米の生活の違い

日本に一時帰国する度に思う。日本人って豆だな〜。

まず、洗濯物。アメリカでは洗濯機から乾燥機に移動して畳んでおしまい。時間関係なく洗濯出来ちゃう。日本の実家では、晴れてたら表に干す。雨だったら屋内に干す。一応、乾燥機だってあるのになぁ。

あとは、お風呂。毎日毎日、ちゃんとお風呂場を掃除して、お風呂に浸かって身体を洗ってって、偉いなぁと思う。

こう思う私は、日本に行けばキチンと洗濯物も表に干すし、お風呂も掃除するし、と日本人に変身できる。ただ、アメリカで生活していると、余りキチンとはしていない。

アメリカで洗濯物を表に干して文句言われた、と言う話を聞いた事がある。洗濯物を表に干すのは貧しさの象徴らしい。私も乾燥機が故障した際に表干しをした事もあるが、ハエに卵を植え付けられて1週間後に家の中が大変になった過去があるので、今は表干しは選択肢に無い。アフリカのどの国だかを失念したが、表干しした洗濯物には全てアイロンを当てるそうで、それは伝染病を持つ可能性のあるツェツェバエの卵を殺すためだ、と言うのを聞いて「成る程」と思ったものだ。

お風呂は根本的にシャワーだけだ。日本とは水質が全く違うので、お風呂に入る際にはエプソムソルトと言う物を入れないと入った気がしない。だが、井戸水ではないのが幸いだ。アメリカの井戸水はミネラルが豊富すぎて不味い、と私は思う。トイレも風呂桶も鉄分のせいで赤くなる。フィルターを通した後でも、である。白いシャツは洗濯屋に出さないと、オレンジかピンク色っぽくなってしまう、と義姉が言っていた。

潔癖症とは程遠いアメリカ人の夫と、日本人らしさを日本に置いてきた私は程よいコンビなのかも知れない。